感想&体験

海外転勤に必要なものや日本でやっときたいこと--中国編(有益な情報あり、中国語音声あり)

中国出身の私にとって、転勤は大変なことでありながらとてもワクワクすることです。なぜなら、観光気分でいろんなところに住んでみることができるからです。中国では「転勤」(中国語「工作調動」(ゴンズゥオ ディアウドン))は滅多にないことです、就職できたらずっと同じところにいたい、地方に行きたくない、家族と別れたくないなどの理由で転勤に応じてくれるない人が多いから、企業もなるべく人材を現地調達していました(現在は違うかも)。上海なら、(2007年ごろ)転職先が山ほどありますから、「お前は地方に異動だ」なんて言われたら即「じゃあ、辞めます」と返しますからね(笑)。

 

旦那と結婚してから、日本国内転勤3回ほど経験しました。今回の中国武漢は4回目で、海外転勤1回目です(私にとっては逆戻りですけどね)。

 

日本国内の転勤はそれほど面倒ではなかったので、今回の武漢への転勤を甘く見すぎて、とても痛い目に会いました。

 

その経験を公開して、これから転勤予定の皆さんの参考になればうれしいです。

 

 

 

転勤を言われた日からの流れ:

 

 

その① 家族・友人に連絡して、会える日を決めましょう。

うちの場合は2週間しか余裕がなかったので、会いたい相手にも都合があるから、前もって伝えたほうが確実に会えますよ。(私は友達が少ないので、その手間は無かったけどね、笑)

 

 

その② 捨てるもの・売れるものを決めましょう。

売れるものは中古品屋さんへ持って行けばいつでも売れるけど、面倒なのは粗大ゴミです。私が住んでた地域では、粗大ごみを指定の日に出せば無料で回収してくれます。しかし、月に一回しか出せないので、その日を狙って早めに捨てるものを用意しどけば楽です。最後に残ったゴミ(中古品として売れないもの)は、ゴミの日に間に合わなかった場合、地域にある市営の「ごみ処理場」へ持ち込みで捨てたほうが安いです(ゴミ袋の指定がなく、重量で計算する仕組みです、地域にもよりますが、かなり安い)。

 

 

その③ 別送品を航空便・船便で送りたいものを分けときましょう。(日本通運を利用する場合)

海外に送りたいのもはできるだけ早く現地に着いてほしいよね、しかし、航空便で送れる荷物に量と種類の決まりがあるため(年々変わるので、詳しくは運送会社に尋ねてください)、ほとんどの荷物は船便で送ることになります。輸送時間は航空便2週間、船便2ヵ月、プラス税関審査でさらに時間かかりますので、手元に届くのに航空便1ヵ月、船便3ヵ月以上かかる場合もよくあります。すぐに使いたいものは航空便で、急がないものは船便で分けましょうね。ちなみに、私はヘルシオを船便で送ったら、手元に届いた時は内側がカビっていました。(送る前にちゃんと綺麗にふいたのに( ノД`))

税関審査で引っ掛からないために、包装はすべて運送会社の方が担当します、包装しながらリストを作ってくれます、包装・リストしやすいように種類ごと分けておきましょう。

ほとんどの会社は引っ越し代金を負担してくれますから、海外へ持って行けるならなんでも持って行きたいよね。私は現地調達する予定でほとんど捨ててしまったから、後で後悔しました。その悔しい経験を基づいてまとめたおすすめ別送品リストを記事の最後の方に貼ります、是非ご参考ください。

 

 

その④ 運転免許証の更新期日が近ければ、早めの更新をお勧めします。

免許証更新期間は原則前後1ヵ月との決まりですが、特別な理由がある場合、早めの更新も可能です。ただし、その理由を「申立書」に書いて提出しなければなりません。書き方などは、免許証更新センターへ行けば、受付の方が親切に教えてくれます、ご安心を。

 

 

その⑤ ポイントカードの整理。

残ったポイントを全部使っちゃいましょう。

 

 

その⑥ インターネット・有料テレビ・ジムなどの解約。

1ヵ月単位で計算するサービスは早めに解約の申し込みをしときましょう。

 

 

その⑦ 携帯料金プランの見直し。

番号を変えたくなければ、もっと通信費の安いプランへ変更しておきましょう。私の場合、友達がいないので、番号を変えても支障がなかったため、使っていたauをやめて、Skype電話にしました。Skypeの050から始まる11桁の番号を年契約して(年費2300円ぐらい+通話料)、日本にいる時と同じように電話にでたりかけたりできますし、かける側にも国際通話料の負担がないためとてもリーズナブルです。しかし、Skype電話には二つの欠点があります、一つは、Skype電話でかけると相手に表示する着信番号は050ではなく、日本以外の現在使用中の携帯番号になります(私の場合は中国の携帯番号が表示されます)。二つは、SMSの送受信ができません。

 

 

その⑧ 車の売却、自動車保険の払い戻し。

売却した日までの保険金を引いて、残った保険金は戻ってきます、忘れずに申請しましょうね。

 

 

その⑨ ご近所さんへ挨拶。

有料ゴミ袋や、別送品で送れない食品など、迷惑にならないものを持参して、お世話になったご近所の方達にお別れの挨拶をしましょうね。

 

 

その⑩ 家の引き渡し(賃貸の場合)と同時に電気・水道・ガスの閉栓手続き。

 

 

その⑪ 役所で転出届を出しましょう。

転出を早くしすぎると、住民票や印鑑証明など、必要な時に出せなくなるので、最後にしましょうね。転出しないでそのまま置いとくと住民税がかかります。

 

 

 

以上となります。お子様がいる家庭では学校の転校手続きなどもっと大変ですよね、こちらの流れ手順はあくまでも個人的な意見ですので、ご自分の状況に合わせて動きましょうね。

 

 

 

 

それでは、これだけ絶対中国へ持っていきたいものリストをご覧ください。(引っ越し代は会社側全負担&引っ越し先が一般住居の場合のみ)

 

 

●家電類--

中国の電化製品はとても使いづらくて、故障しやすいです。特に日本の家電に慣れてる日本人ならもっとそう感じると思います。もし、日本で使用中の電化製品はまだ使えそうならば、中国へ送ったほうがおすすめです。変圧器だけ、中国で現地調達したほうがお得です。240v→110vの2000w変圧器は約6000円以内です、うちは4台使用中、2年以上経ったけど、故障などしていません。

・冷蔵庫(送れるなら)

2年間、冷蔵庫の故障で3回も変えて貰いました。現在は家主さんが最後に買い替えしてくれた新しい冷蔵庫を使ってますが、扉が閉まらなかったり、冷蔵室の壁にくっつけて置いたものが凍ってたりして、気を付けながら使ってます。もし、自分の冷蔵庫を持ってこれたなら、もっと快適に使えたのになといつも後悔します。

・洗濯機(送れるなら)

賃貸で置いてある洗濯機はとにかくくさい、洗濯槽洗浄液を使って何度洗浄しても、扉を開けた瞬間、なーんかくさい。それに、日本で使ってた横式洗濯機のように、乾燥しながらホコリを吸ってくれるような機能がなくて、乾燥した後、衣服に毛玉くずがべっちゃりくっついてます。

・炊飯器

中国で買ってもいいけど、中国人が日本で炊飯器を爆買いするぐらいだから、日本の炊飯器を持参したほうがいいと思います。

・電気ポット

沸かしたお湯を保温しながら、飲みたい時にいつでも飲めるような電気ポットは中国に基本売ってません(ネットや輸入品ショップにあるけど、とても高価です)。理由はわかりませんが、うちのポットが壊れた時、どこも売ってないため、修理屋さんに出して、20元(300円)でなおしてもらいました。

・空気洗浄機

PM2.5がひどい中国では、空気清浄機はむしろ必須品です。うちは2台も持ってきました。日本では、買って5年ぐらい2回ほど点灯してたフィルターランプ(汚れた時に点灯する)が、中国では、毎月点灯します。(日本では夜のみ使用、中国では、24時間使用、それにしてもひどいですね)

・wifiルーター(持っていれば)

そもそも、中国のインターネット回線はとても遅いし、物件に付いてるwifiルーターでさらに遅くなる可能性があります。もし、いいものを持っていれば、捨てずに送りましょう。

・ヘルシオ(持っていれば)

中国の外食産業を信用できません。私は外食せずに、1日3食も自炊だから、調理機器も頻繁に使用してます。持っていれば送りましょう。

・浄水器

国にもよりますが、中国の水道水は個人的に信用していません、大半の家庭ではウォーターサーバーを使い、20Lぐらいの飲料水を買ってます。ただし、悪質業者がたくさんいるので、水道水を包装して売ることもよくあります。水道水は浄水器で浄化したとしでもちゃんと沸かしてから飲みましょうね。

・掃除機

ホテルへ引っ越すなら必要がないけど、うちは一般賃貸ですから掃除機が必要です。会社はお手伝いさん(週2回、2時間ずつ)の雇代を出してくれますが、1年間使ってやめました。(理由を話すと長くなりますから、後程改めて記事にします)わざわざ中国で買うなら、現在使ってるものを送りましょう。

・コンセント/延長コード/変換アダプタ

中国のコンセントは3口のものが多くて、日本の家電を使用するなら、日本仕様のコンセントが必要になります。気を付けたほうがいいのは、コンセントに光るボタンが付いてるものは、240Vにさしたら爆発しますよ(笑)、変圧器にさして使いましょう。(光るようなスイッチが付いてなければ、240v電圧でも使えます)

 

 

●生活用品類--

・マットレス

一般の賃貸物件なら、元々あるベットを使用するところが多く、汚かったり、硬かったり、気に入らない時が多いから、うちは日本で買った「エアウェイブ」をその上に被って使ってます。

・羽毛布団

やっぱり日本で買った羽毛布団が暖かい、それだけです。

・たたみ

中国のリビングは大理石の床が多くて、うちは床で寝転んだりしたいので、中国の通販アプリTaobaoで1300元(2万円)3畳を購入しました。畳を売っているほどんとの店舗では、プラスチック材や化繊で作っていて、交渉して特別にイグサで作ってもらいました。畳を使用したい方には、日本で購入して別送品で送ってもらった方がおすすめです。

・こたつ

中国のニトリでこたつを購入して使っています。とにかく熱くて、足が焼けるぐらいです。温度を最弱にしても、日本のこたつの最強ぐらい熱いです。一回故障して、本体を交換したこともありましたが、結局、同じく熱かった。今はこたつ布団を半開き状態で使ってます(それでも熱い)。

・収納棚

中国の家はどんなに広くても収納スペースが少ない。収納棚や収納ケース、あれば別送品と一緒に送りましょう。

・ハンガー類

あれば全部持って行きましょう。

 

 

●食器・食品類・その他--

・食器類

こだわりがなければ、基本は全部現地調達できます。(鍋は日本で買ったもののほうがよかったな)

・食品類(現地に売ってないものや日本より高いものを送っときましょう。ただし、別送品で送れるのは3か月間の生活に必要な量だけなので、例えば、味噌は1ヶ月に1㎏で計算した場合、別送品で送れるのは3㎏までです。購入する前に運送会社に確認したほうがいいです)

#味噌 #みりん #ポン酢 #塩(中国の塩は添加物あり) #めんつゆ #料理酒 #お酢 #サラダドレッシング #だし類 #コンソメ #カレー・シチュー #中濃ソース・ウスターソース #のり #ツナ缶・鯖缶など #インスタントラーメン #お茶

・その他(別送品で送れる量を運送会社に確認してくださいね)

#シャンプ・コンディショナー #石鹸 #歯ブラシ #メーク落とし #日焼け止め #化粧品類 #スキンケア類 #マスク #薬(正露丸・風邪薬・咳薬・トローチ・ムヒ・目薬・バファリン・湿布)

 

以上、です。

 

 

 

最後に、今日の中国語コーナーです。

中国で市場のようなところで買い物をする時、ぼたくりされないように値引きをした方がいいとよく言われますよね。外国人だと分かった時点でとても高く言ってきます、騙されないために、値引きの手順を勉強しましょう。

 

①仮に100元だと言われたら、基本的に半額にします--「50块好吧」(ウシークアイハオバ)

 

②少し安くしてくれたら、まだ「高いね」と渋ります--「太貴了」(タイグイラッ)

 

③もっと安くしてくれたけど、まだ高いから、「じゃあ要らない」と焦らせます--「不要了」(ブーヤオラッ)

 

④-a やっと納得する金額で言ってくれましたら、「じゃあいいわ」渋々と買います--「那好吧」(ナーハオバッ)

 

④-b 金額に納得できない時は、何も言わずに速やかに逃げましょうね。

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noramin

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